【春草展示第39期】ミニ解説③《夜桜》

11月12日から、菱田春草記念室 第39期 西洋美術との出会い-春草の海外遊学-を開催しています。展示中の作品から1点ご紹介します。


菱田春草《夜桜》
飯田市美術博物館蔵

春草がアメリカに滞在していた時の作品です。西洋美術の光の表現を学びながら、朧げな月夜に咲く桜という東洋的な趣のある画題を描いています。春草たちの朦朧体の表現は、ターナーやホイッスラーの表現と似ているとされたため、欧米では好意的に受け入れられたようです。

菱田春草記念室 常設展示 第39期 西洋美術との出会い-春草と海外遊学-は12月11日まで。ぜひご覧ください。

(菱田春草記念室担当)

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