柳田國男館
開催中の展示と予告のご案内

菱田春草常設展示 第27期
春草と飯田の日本画

会期:2021年4月24日(土)〜5月23日(日)

明治7年(1874)に飯田仲ノ町に生まれた菱田春草は、開設間もない東京美術学校(現東京藝術大学)へ進み、新しい日本絵画の創造に生涯を注ぎました。明治30年代には輪郭線を排除する革新的な画風「朦朧体」を試みて画壇に大きな衝撃を与え、明治40年代の装飾性を重視した画風は日本画が進むべき道筋を示しました。腎臓を害して眼病に苦しみ満36歳で夭折するという短い生涯でしたが、彼の活躍なくしては日本画の近代化はあり得なかったといえるでしょう。

令和3年度の菱田春草記念室常設展示では、春草の芸術を館蔵品によってご覧いただき、また資料を通してその生涯を追っていきます。特に本年度は、当館のコレクションを通して春草を生んだ飯田の美術をご紹介します。第27期では、春草の後の時代を生きた日本画家であり、生誕120年を迎えた亀割隆と福与悦夫を取り上げます。大正末から昭和初めの帝展期に頭角をあらわし、新しい潮流に翻弄された戦後の日本画壇で、独自の表現を展開したふたりの芸術を花鳥画を中心にふりかえります。


菱田春草《春暁》 明治35年(1902)


亀割 隆《牡丹に仔兎》 昭和7年(1932)


福与悦夫《月梅》 昭和37年(1962) 

 

作品リスト(PDF) → 2021 春草室 27期 出品作品リスト

美術コレクション展示
綿半野原コレクションの陶磁器2021
青磁から青花へ

会期:2021年3月20日(土)〜7月11日(日)

青緑色の発色が美しい青磁、白地に藍色の色模様があざやかな青花は、いずれも中国で生まれました。青磁と青花は、製造された時代に違いがあります。先に誕生したのが青磁です。殷時代(紀元前14世紀頃)に登場し、宋元時代(12~14世紀)に発展し世界各地へと輸出されました。日本では、中世の禅宗寺院や大名家で珍重されました。

青花は、元時代に技法が確立し、明時代(14~17世紀)に盛んに造られました。日本には江戸時代の初め頃(17世紀初頭)に伝わり、特に茶の湯の席で好まれました。またヨーロッパや中近東の宮殿にも多くの作品が残っています。

今回の展示は、平成12年に綿半野原総業株式会社よりご寄贈いただきました綿半野原コレクションの陶磁器のうち、青磁と青花をご紹介します。


青磁刻花獅子耳付八角形瓶 元時代(12世紀後半~14世紀)


青花宝尽文蓮華形盤 明代末期(17世紀中葉)

展示品リスト(PDF)⇒綿半野原コレクションの陶磁器2021リスト

美術コレクション展示
新時代の造形4
昭和・平成世代の日本画

会期:2021年3月20日(土)〜5月9日(日)

館所蔵のコレクションより、戦後、モダニズムの気風の中で、新しい造形をめざして生まれた日本画の作品をご紹介します。日展で活躍した棚田泰生(1916~1977)、仲村進(1929~2003)。創画会の滝沢具幸(1941~ )を取り上げます。


棚田泰生「馬車の行く風景」 昭和27年(1952) 本館蔵


仲村進「大樹に寄る」 平成19年(1999) 本館蔵

展示品リスト(PDF)⇒新時代の造形4作品リスト

自然トピック展示
飯田下伊那の鉱山と鉱石

会期:2020年12月8日(火)~2021年6月13日(日)

伊那谷は鉱物資源に乏しいところと思われていますが、小さな鉱山や鉱床が各地にありました。今回の展示では、飯田下伊那地域にある鉱山や鉱床を、そこで採れた鉱物とともに紹介します。

文化トピック展示
満洲は豊かだったか
-入門 飯田・下伊那の満洲移民-

会期:2021年3月3日(水)〜6月13日(日)

全国で27万の人が送り込まれた満洲移民。長野県からは3万3000人が行き、そのうちの4分の1が飯田・下伊那の出身者でした。そうした満洲移民の歴史をデータをもとに振り返ります。

プラネタリウム天歩 Tempo

菱田春草コレクション

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