現代の創造展 中高生「一日学芸員」募集中!
インフォメーション トップニュース美術好きの中高生のみなさん、美術博物館で開催される「現代の創造展」で一日学芸員をやってみませんか? 展示を鑑賞し、特に心を惹かれた作人を選んで発表しあうことで鑑賞の楽しさを味わいます。 日時:【中学生】2025年11月2 […]
続きを読む特別展 山とともに生きる
―遠山郷のあゆみとくらし―
会期:令和7年9月13日(土)〜11月9日(日)
長野県南部、中央構造線に沿って形成された遠山谷は、古くから人と文化が行き交う場所でした。中世の面影を残し、江戸時代には“秋葉道”として利用されるなど、歴史の流れの中で独自の役割を果たしてきました。
面積の約9割を占める山林資源は、江戸時代初期の城郭・城下町の建設や東本願寺の再建、明治期の王子製紙による開発など、近世から近現代にかけて多様に活用されてきました。一方で、山林はこの地に暮らす人々の生活に深く根ざし、自然と向き合う知恵が積み重ねられてきました。こうした環境と暮らしの中から、「遠山霜月祭」などの文化も育まれています。
2025年は、上村・南信濃村が飯田市と合併して20年の節目を迎える年です。遠山中学校の小規模特認校としての運用開始や、道の駅遠山郷(かぐらの湯を含む)のリニューアルオープン、さらに三遠南信自動車道の開通も控えるなど、地域は新たな展開を迎えようとしています。
本展では、遠山郷が「山とともに生きてきた」歴史と暮らしの姿を紹介し、これからの地域の“あゆみ”を考える機会とします。
【付属事業】
①記念講演会「遠山郷の歴史と文化-自然が育む神々の谷-」
日時:令和7年9月21日(日)午後1時30分~3時00分(要申込)
会場:飯田市美術博物館 講堂(定員60名・受講料無料)
講師:櫻井弘人氏(元飯田市美術博物館学芸員、國學院大學兼任講師)
②記念講演会「王子製紙による山林開発と遠山谷」
日時:令和7年11月3日(月・祝)午後1時30分~3時00分(要申込)
会場:飯田市美術博物館 講堂(定員60名・受講料無料)
講師:太田仙一氏(北星学園大学経済学部専任講師、飯田市歴史研究所調査研究員)
③映像上映会「遠くへ行きたい第124回 伊丹十三の天が近い村~伊那谷の冬」
(1)日時:令和7年10月11(土)午後1時30分~3時00分(要申込)
会場:飯田文化会館人形劇場(定員200名・参加費無料)
(2)日時:令和7年11月9(日)午後1時00分~2時00分
会場:飯田市立上村小学校体育館(定員なし・参加費無料)
特別協力:読売テレビ、テレビマンユニオン
④展示解説
日時:令和7年9月28日(日)・10月25日(土)各回午前10時00分~1時間程度
会場:飯田市美術博物館 展示室(観覧券が必要です)
解説:近藤大知(飯田市美術博物館学芸員)
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【展示風景】
菱田春草常設展示 第56期
挑戦 ―文展への道―
会期:令和7年10月11日(土)~令和7年11月16日(日)
第56期では、春草の文展時期の活動を中心に見つめます。春草は明治40年からはじまる文部省美術展覧会に第一回から出品します。出品作はいずれも重要文化財に指定され、春草の代表作となりました。菱田家に残された資料には、これらの作品に関連する下絵や未完成作品が含まれています。それらには春草が作品制作に際して、様々な研究を行っていたことがわかります。本展では、挑戦し続ける春草の姿をご覧ください。
菱田春草《霊昭女》明治35年(1902) 本館蔵
菱田春草《雨中美人(未完成)》明治43年(1910) 本館蔵
菱田春草《黒き猫(未完成)》明治43年(1910) 本館蔵
※一部の作品・資料をのぞき、写真撮影が可能です。周りのお客様の鑑賞の妨げにならないようご配慮いただき、フラッシュ撮影、動画の撮影はご遠慮ください。