夏休み企画展「生きものの小べや」ギタイ編2

夏休み企画展きもののべや」
会期:2015年7月4日(土)~9月27日(日)

小べや1 「コケテッシュなコケのへや」
小べや2 「骨骨(こつこつ)あつめたホネのへや」
小べや3 「かくれる化けるギタイのへや」
小べや4 「イモムシケムシぞわぞわのへや」

チラシ→「生きものの小べや」チラシ

 

前回は姿を消す隠蔽(いんぺい)擬態でしたが、今回の「ギタイの小べや」は他のものになりすます擬態です。

身近な場所でよく見られるのは、ハチ化け、アリ化け、トリの糞化けの3つです。

ハチは強力な毒針と強いアゴを持っていますし、アリも強いアゴを持ちしかも集団で生活しています。
トリの糞は人間の頭にまで落ちてくるくらいですから、周囲を見渡せばトリの糞だらけといっても過言ではありません。

そんな強いものやそこら中にあるものに化けるのも、擬態の妙でしょう。

 

まずはハチから。

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有名なトラフカミキリ(カミキリムシ)です。
さすがに、ムシを見慣れた目にはスズメバチには見えませんが、この虎模様は警戒色として有効なんでしょう。
桑畑の普通種でしたが、養蚕の衰退と共に桑畑が消え、このムシのなかなか出会えなくなってきました。

 

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カシコスカシバ(蛾)です。
賢いスカシバではありません。
樫コスカシバです。
飛んでいたらホソアシナガバチにしか見えません。
スカシバガの仲間はどれもすばらしい化け手です。

 

続いてアリです。

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ホソヘリカメムシ(カメムシ)の幼虫です。
アリですね~。

 

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こちらは有名、アリグモ(蜘蛛)です。
8本脚ですが、前の2本はアリの触角のように前へ持ち上げていることがよくあります。
また、頭胸部にもくびれがあり、昆虫のように頭、胸、腹の三つに分かれているように見えますね。
すばらしい。

 

最後にトリの糞です。

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白と黒でひねりも効いていて、これはもうトリの糞でしょう。
でも違うのです。スカシカギバという蛾の幼虫です。
よほど自信があるのでしょう。
葉の表に堂々ととまっています。

 

家の周囲でも、気をつけて観察していれば、このような見事な擬態に出会うことができます。
この夏、企画展をきっかけに擬態ウオッチング始めてみませんか?

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