新年を迎える準備を垣間見る
南信州でかつて広く行われてきた門松は写真のようなタイプのものです。
「オトコギ」などと呼ぶ杭を2本立て、幣束をつけたしめ縄を張り、松や竹などの枝を杭に縛りつけます。同じく杭には神様への食べ物をお供えする「オヤス」も付けます。しかし、こうしたタイプの門松も年々減ってきています。
今日も遠山谷の山奥へ門松を見せていただきに行ってきました。
現在は、小正月の飾り物である「ニューギ」「タワラ」「アワボ」も大正月に合わせて作っており、すごく大変な作業…。
80を越える当主の方は「自分の体がもつうちは続ける」と語り、遠山で生活し続けてきた人たちの心持ちの一端を伺えた気がしました。
(民俗担当)
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