自然展示室入り口パネルを8月版に更新しました!
月替りで更新している展示室入り口パネル。8月のテーマは「夏の畦を彩る花々」です。
かつて信州では、夏の土手にたくさんの野草が咲き、ゴマシジミやスジグロチャバネセセリ、コキマダラセセリなどのチョウたちが見られました。
土手を管理するお百姓さんたちは、生えてほしい好みの植物を刈り残すようにしていましたので、8月の土手は、オミナエシやワレモコウ、キキョウなど、お墓などに飾る「盆花」がたくさん咲きました。
伊那谷では、いまでもそのような土手に行きあうことがあります。
土手に咲く花々の中に、農村の「人と自然の向き合い方」が透けて見えて、田舎っていいなぁって気持ちになります。
今回のパネルは、美博のスタッフで、自ら1町歩の田んぼを作る百姓でもある米山富和が作成しました。
四方圭一郎(生物担当)
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