自然展示室入り口パネル「季節の自然ひとつまみ」7月版に更新しました!


月替りで更新している、自然展示室入り口のパネル、今月のテーマは「中央アルプスの高山植物」です。

中央アルプスには変種、品種を含めて240種ほどの高山植物が自生していますが、その中にはコマウスユキソウ(ヒメウスユキソウ)とコケコゴメグサの2種類の中央アルプス固有種が含まれています。
パネルの中のコケコゴメグサは拡大した写真を使いましたので、あまり「コケ」的な小ささを感じませんが、実物はすごーく小さくて「知らないと見えない花」です。

コマウスユキソウは7月、コケコゴメグサは8月が見頃です。

 

その他にも、コバイケイソウ(古い文献には南アルプスに自生するとされているものもある)、クモマスミレ、ミヤマリンドウなどは南アルプスには分布せず、伊那谷では中央アルプスだけで見られます。

パネルは7月31日(土)まで掲示しています。

四方圭一郎(生物担当)

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