大鹿村内の歌舞伎舞台

ブログ

 

大鹿村内にはかつて歌舞伎舞台が13棟ありました。そのうち4棟が上演可能な舞台として現存しています。以下、上演可能な4つの舞台を紹介します。

➀大磧神社舞台(大河原下市場)

 

 

 

 

文政元年(1818)に建立され、大鹿村内で最も古い舞台。春の定期公演で利用される。

②野々宮神社舞台(大河原上蔵)

明治22年に建立された舞台。上蔵は太夫を数多く輩出した地域であった。

③市場神社舞台(鹿塩塩河)


嘉永4年(1851)に建立され、秋の定期公演で利用される舞台。

④葦原神社舞台(鹿塩梨原)


明治20年に建立、昭和51年に改修された舞台。梨原も歌舞伎が盛んな土地だったという。

春・秋の定期公演にあわせて歌舞伎舞台を巡ってみてはいかがでしょうか?

(民俗担当、「南信州民俗芸能ファンクラブ通信」2024年5月号掲載)

※参考「大鹿村文化財史跡マップ」

季節の自然ひとつまみ 2024年5月

ブログ

4月の暖かさで、季節は駆け足で進んでいます。
南アルプスの雪もどんどん消えて、普段の5月中下旬くらいの雪の付き方になっています。
天竜川沿いでは、早くもニセアカシアのつぼみが枝先にぶら下がってきました。

5月のパネルのテーマは「マムシグサ」です。
「マムシグサの生えているところはヘビが出る」とか「茎の模様が気持ち悪い」などと言われ忌み嫌われることもありますが、よく見ると非常に美しい植物です。
ぜひ身近な場所で探してみてください。

PDF⇒240501マムシグサ

5月26日■文化講座「怪異の民俗学から〈事実〉の民俗学へ ―論考「妹の力」と確立期の柳田民俗学ー」(要申込)

講座

講師:永池健二さん(柳田国男研究会会員)

日時:2024年5月26日(日) 14:00〜15:30
会場:美術博物館講堂

定員:60名(申込先着順)
申込:5月10日(金)9:30〜電話で申込み(0265-22-8118)

【内容】
新しい救世の学の創生に向けて邁進していた柳田国男が、大正末年に女性参加参政権の到来を見通して発表した「妹の力」の現代的意義を考えます。

5月19日■自然講演会「洪水・土砂災害は 起こりうることが・起こりうるところで」(要申込)

講座 トップニュース


講師:牛山素彦さん
(静岡大学防災総合センター教授)

日時:2024年5月19日(日) 14:00〜15:30
会場:美術博物館 講堂
定員:60名(申込先着順)
申込:5月2日(木)9:30〜電話で申込み(0265-22-8118)
主催:伊那谷自然友の会(美博共同開催)

【内容】
我が国の風水害(洪水・土砂災害)は、被害規模は経年的に激減しているものの毎年各地で繰り返し発生しています。近年の風水害による人的被害の発生状況を紹介した上で、大雨に関わる情報の難しさや、洪水・土砂災害は基本的に起こりうるところで発生していること、ハザードマップを見る上での注意事項などについて論じます。

チラシPDF⇒240519自然講演会

 

5月12日■星空観望会「月と春の星座」(要申込)

プラネタリウム

三日月や、かに座にあるプレセペ星団を望遠鏡で見ましょう!

日時:2024年5月12日(日) 19:30〜21:00
会場:美術博物館 科学工作室(受付)・屋上(科学工作室には建物向かって右側の屋上階段を登って直接入室してください)
定員:30名(申込先着順)
申込:4月26日(金)9:30〜電話(0265-22-8118)または美博受付にて申し込み

5月19日■電子顕微鏡観察教室

イベント

日時:2024年5月19日(日)午前11時~12時
会場:美術博物館 科学工作室
担当:田中 良(鉱物担当専門研究員)

アリの目や花粉、小さな化石など、不思議なミクロの世界へご案内いたします。
電子顕微鏡公開のほか、伊那谷の自然に関する相談などにも応じています。

*申込み不要。
*参加には展示観覧券が必要です。

続きを読み込む

これ以上は投稿がありません