南アルプスいきものがたり その4 タカネマンテマ

企画展「世界最端のライチョウがすむ南アルプス」
会期:平成29年7月15日(土)~12月24日(日)
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タカネマンテマ

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南アルプスの限られた山域だけに生育する希少な高山植物タカネマンテマ。
その珍奇な姿と奇妙な名前を図鑑で見たときから「いつかは絶対タカネマンテマ」って思っていました。しかし、希少な生き物は皆そうですが、素人がちょっと生育地を訪れてみたくらいでは、まずその姿に出会うことは叶いません。季節と場所と運が一致してはじめて、覆っていたベールが剥がされ、出会うことができるのです。

タカネマンテマを見てみたいという話をアチコチで喋っていたところ、「北岳のあのへんに生えているらしいよ」という情報を教えて下さった方がいました。幸い去年(2016年)は北岳に登る予定があったので、今回こそは是が非でも、という気分で挑みました。

天気は上々、教えてもらったあたりでザックを下ろし、あちらの岩陰、こちらの崖ぎわを懸命に探して回りましたが見つかりません。「やはり希少種、簡単には見つからないか」と思い始めた頃、同行していた娘が「へんな草があるよ」と登山道脇を指さしたのです。その指の先には、珍奇で奇妙な憧れの花、タカネマンテマがありました。一度見つかり出すと、アチコチにあるのが見えてくるから不思議です。こうして僕はタカネマンテマの写真を無事撮影することができ、さらにキタダケキンポウゲやキタダケヨモギ、ムカゴユキノシタなどの珍しい花々にも出会うことができたのでした。

この時は、まさか翌年(2017年)、キタダケソウの写真を撮りに再び北岳を訪れるとは思ってもいなかったですけどね(四方)。

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