1644年(正保元)、幕府が信濃国絵図の提出を命じた際、飯田藩主脇坂安元が制作した上・下伊那郡の絵図。各領地が色分けされるほか、街道や番所、峠・河川、榑木山などが描かれています。当時、飯田領(赤ぬり)は5万5千石あり、うち5万石が上・下伊那郡に広がっていました。

(409×174cm 飯田市美術博物館蔵)