開催中の展示と予告のご案内

文化トピック展示
生誕150年 仏師井出嘉汕の眼と技

会期:2024年12月21日(土)~2025年3月2日(日)

井出嘉汕(1874~1943)は、日本画家菱田春草と同じ年に飯田の町で生まれた彫刻家です。
飯田城下で脇坂時代から代々仏師を営んできた家系に生を享け、彫刻家として仏像以外の作品も手がける一方、古美術品のコレクターとしての顔を持っていました。
令和6年は、この井出嘉汕の生誕150年の節目でもあります。本展覧会は、この機会に井出嘉汕にスポットをあてるものですが、主には彼の作家としての“技”以上に古美術コレクターとしての“眼”に着目し、当館で保管する嘉汕の作品だけでなく蒐集した仏教絵画等を紹介します。

〈展示の様子〉

自然トピック展示
そして化石は『標本』になる
―近藤恭一がみつけた富草の海―

会期:2024年8月27日(火)〜2025年2月2日(日)

2023年に下伊那教育会から寄贈された「近藤恭一コレクション」には、阿南町富草で採集されたサメの歯や貝類などたくさんの海の生き物が含まれています。
今回はその一部を紹介するとともに、地質資料の概要・標本化の過程、コレクションの存在意義や標本を保存し未来へ受け継ぐ意味について紹介します。

<展示室の様子>

菱田春草常設展示室
複製画で春草の名画を見よう

会期:2024年12月21日(土)〜2025年3月2日(日)

 

春草の複製画4点を、今年度に飯田下伊那地域の小中学校で行われた鑑賞授業をもとに紹介しています。

授業でのこどもたちのさまざまな発見とともに、鑑賞をお楽しみください。

 

〈展示の様子〉