伊那谷の土石流と満水
規格: A4判 カラー
ページ: 48ページ
定価: 完売・絶版
発行日: 1991年12月30日第1刷・2001年5月1日第2刷
発行元: 伊那谷自然友の会・飯田市美術博物館
伊那谷の土石流と満水
-三六災害40周年-
本書は1991年に三六災害から30周年を機に発刊しました。2001年の40周年を迎えるにあたり、各方面からの要望で再販しました。(完売・絶版)
<目次>
第1部 伊那谷の土砂災害をみなおす
1. サブロクサイ(三六災)は「満水」だった
2. 土石流が伊那谷をつくる
3. 三六災と土石流
4. 活断層と土石流
第2部 災害の現場を訪ねて
山麓部での土砂災害 土石流と一夜扇状地
①王竜寺川 権現山が崩れてくる
②伊賀良 一夜でできた”扇状地”
天竜川の氾濫 自然にかえる氾濫原
③川路・天龍峡 土砂に埋まった川路銀座
④松尾・下久堅 洪水のたびに村境争いをくりかえす
大きな支流の氾濫 支流が天竜川をせき止める
⑤野底川 市街地を埋めた土石流
⑥飯田松川 土石流が運んできた七妙石
⑦大島川 劇的、惣兵衛堤防の最後
竜東の災害 山が抜け、田が流れる
⑧生田 マサ土の前庭に地割れが走る
⑨四徳 村を押し流した土石流
⑩新宮川 集落は孤立し山を越えて連絡しあう
中央構造線沿いの災害 動く破砕帯
⑪大西山・北川 山が動いた
⑫遠山谷 水と土砂の猛威から村人を守った「水の王」
第3部 自然を主人公に
災害をどのように見るか
災害をどうすべきか
自然への対応 自然の中のわたしたち