飯田・下伊那の文化財検索
紙本墨書後奈良天皇宸翰御懐紙
シホンボクショゴナラテンノウシンカンオンカイシ
指定区分 
重要美術品

指定年月 
1940・2

員  数 
一帖

制作年代 
室町時代

所在地名 
飯田市下久堅南原1142

所有者名 
文永寺


 文永寺は第6世宗詢が京都醍醐寺理性院に入り、和歌が優れた縁故で後花園天皇の寵愛を受け、皇室と深い関係となった。康正2年(1456)同天皇の綸旨により太元帥堂が建てられ、鎮護国家・怨敵退散を祈る太元帥修法の祈祷所となった。本書は、第十世宗然が宮中で太元帥修法を修めた時、後奈良天皇(1526〜57在位)から与えられた宸翰の和歌と伝えられる。読みは次のとおり。「かげひろき めぐみも見えて 春の水/天つ空にも すめるふな人」

データ番号【イ−04】 索引【イ】

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参考文献/『伊那谷の文化財 - 飯田下伊那の特質を探る -』飯田市美術博物館発行