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木造薬師如来及両脇侍像
モクゾウヤクシニョライオヨビリョウワキジゾウ
指定区分
重要文化財(1934・1 指定)
員数
三躯
制作年代
平安時代
所在地
下伊那郡高森町大島山812
所有者
瑠璃寺
瑠璃寺の本尊。各像ともヒノキの割矧(わりはぎ)造りで、螺髪(らほつ)、眉、髭、唇に墨、朱を用いるほかは素地のまま仕上げている。中尊は左掌上に薬壺をのせ、右手を垂下し、蓮華座上に結跏趺坐(けっかふざ)する等身の薬師如来像である。ふっくらと肉付きのよい相好に童子の幼さが残るものの、伏し目がちで鋭い眼は畏れすら感じさせる。肉身部は正面、側面観とも量感豊かで重厚な佇まいをみせ、11〜12世紀にかけて一世を風靡した優美な定朝様(じょうちょうよう)とそれ以前の森厳な作風とが調和し、独特の魅力を醸し出している。各像とも技法、作風に共通する特徴が看取され、三尊が一具のものとして制作されたことは明らかである。長らく秘仏とされてきたこともあり各像とも保存状態は良好で、制作当初の姿をよく伝えている。大方の見解通り、瑠璃寺の創建された天永3年(1112)頃の作と考えてよかろう。
(参考文献)
・『大嶋山瑠璃寺 開基900年記念誌』(瑠璃寺、2011年)
・井上正『続・古仏 古密教彫像巡歴』(法藏館、2012年)
データ番号【ア−04】 索引【ア】
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参考文献/『伊那谷の文化財 - 飯田下伊那の特質を探る -』飯田市美術博物館発行
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