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原の城跡


1.所在地 飯田市上郷黒田
2.城館の概要

飯沼城西方の比高差20〜30mの丘陵上に立地する。6つの郭からなる連郭式の山城で、主郭の東「見晴」の地字が残る部分が出郭と考えられる。主郭・出郭北東斜面には腰郭が設けられる。昭和36年の通称「36災」後に大きく土取りされたとされるが、主郭の土塁・虎口や各郭間の堀は比較的良好に残る。大塔合戦や結城合戦に登場する黒田氏が城主と考えられるが、築城・廃城時期等詳細は不明である。

3.調査
  • 年次     1995(平成7)年
  • 調査主体   飯田市教育委員会
  • 調査原因   宅地造成
4.調査の概要

試掘調査を実施し、「西城」南東側の堀が確認された。薬研堀で幅11m、深さ3.2mを測る。


遠望
遠望
試掘て?確認された堀
試掘で確認された堀

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