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北本城古墳


● 所在地  飯田市座光寺

● 調 査  昭和56年飯田市立座光寺小学校移転新築工事に先立ち飯田市教育委員会により実施

● 内 容  全長24mの前方後円墳で、試掘調査で確認され本調査が実施された。石室は朝鮮半島

        とのつながりが指摘される竪穴系横口式石室で、畦地1号古墳・高岡1号古墳と共通し、

        なかでは最も古い。出土遺物は土器・埴輪・鉄器・石製品があり、須恵器・馬具などに良好

        な資料がある。須恵器などの年代から、6世紀初頭に築造された後7世紀前半まで追葬が

        認められる。なお、石室は座光寺小学校敷地内に移転保存されている。

● 時 期  6世紀初頭

● 遺物の所在 飯田市考古資料館

● 文 献  楠元哲夫1996「信濃伊那谷座光寺地区の三石室」『由良大和古代文化研究会 研究紀要』三

        土生田純之2000「積石塚古墳と合掌形石室の再検討−大室古墳群を中心として−」

                  『福岡大学総合研究所報』240号

        飯田市教育委員会2003『北本城城跡 北本城古墳』


墳丘

石室

出土土器