会  期  平成23年2月5日(土)〜3月6日(日)


  江戸時代に佐竹蓬平や鈴木芙蓉、明治期に菱田春草と、多くの画家を輩出した町・飯田は、古くより書画の鑑賞や和歌・漢詩の愛好など、風雅な文化が好まれた土地でした。なかでも書画愛好は大変に盛んで、鑑賞家や収集家も数多く生まれています。また、近隣には名勝地・天龍峡を擁することもあって、幕末期以降には多くの書画家や文学者がこの町を訪れ、当地の人々と交流しながら様々な作品を残してゆきました。

 日本の絵画には、「山水画」という特殊な画題があります。風景画に近いものですが、まったく同一ではありません。
一番の違いは、実際の景色よりも自分が心の中で思う風景を描くことの方が大切とされることです。
今回は、菱田春草の「蓬莱山」をはじめ飯田に関わる作家の山水画の作品などをご紹介します。

菱田春草「蓬莱山」(双幅) 

明治43年(1910) 絹本著色 各幅95.5×35.0p

 

 

鈴木芙蓉「山水図屏風」

寛政2年(1790)頃 絹本淡彩 各隻157.0×354.0p 屏風六曲一双

 

 

富岡鉄斎 「浪合神社図」

明治15年(1882)頃 絹本著色 117.2×36.1p 軸装 

 

 

 

 年間パスポート会員 限定企画

月18日(金)

 午後5時30分〜7時

 「第9回 美術鑑賞の会」

 
飯田市美術博物館の展示室に陳列中の作品を前にしながら、各テーマをクローズアップして鑑賞する「美術鑑賞の会」の第9回目です。
 今回は、平常展示「風雅の町・飯田4−菱田春草と日本画」より、山水画の鑑賞のおもしろさについて、菱田春草をはじめ郷土作家の作品を題材にしてお話しします。
 会員の方はもちろん、会員でない方もこの機会にお得な年間パスポートを購入され、ぜひご参加下さい。

講  師:槇村 洋介(館学芸員)
場  所:美術博物館2階講堂・展示室 B

※定員20名
要申込み⇒2月17日までに美術博物館(22-8118)へお申込み下さい。

◆年間パスポートの詳細はこちら◆

 


会   期

平成23年2月5日(土)〜3月6日(日)  

観覧時間

午前9時30分〜午後5時   ※入館受付は4時30分まで  

休   館

月曜日・ 2月11日(臨時休館)

観  覧  料

大    人 310円 (210円) ※( )は20人以上の団体料金

 

高 校  生 200円 (150円)
小・中学生 100円 (80円)
 

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