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藤本四八写真文化賞は、平成9年に飯田市出身の写真家藤本四八を記念して創設されました。
2年に一度の表彰を行っており、この度、第8回展の受賞作品が決まりました。
| 1.審査日 | 平成24年2月22日(水)10:00〜14:00 | |
| 2.審査会場 | キヤノンマーケティングジャパン本社9階会議室 | |
| 3.審査員 | 次の6名の選考委員により審査を行いました。 | |
| 田沼武能氏 (写真家、日本写真家協会会長) | ||
| 福島義雄氏 (写真編集者、九州産業大学非常勤講師) | ||
| 内山 節氏 (哲学者、立教大学大学院教授) | ||
| 水谷章人氏 (写真家、日本スポーツプレス協会会長) | ||
| 伊澤宏爾 (飯田市教育長) | ||
| 滝沢具幸 (飯田市美術博物館館長) | ||
| 4.審査結果 | ||
| 推薦の部「藤本四八写真文化賞」 | ||
| 受賞者 | 桜井 秀 氏 (74歳/写真家) | |
| 受賞対象作品 | 『ノスタルジックな道−ルート66−』(ポートフォリエ) | |
| 『American West−西へ向かう』(写真集 日本写真企画 2008年) | ||
| 略歴 | 1937年 山口県生まれ。1959年東京写真短期大学(現東京工芸大学)卒業。写真家集団VIVOに入社。川田喜久治、丹野章、東松照明、奈良原一高、細江英公、佐藤明(故)各氏に師事する。 1963年広告代理店博報堂写真部に入社し、主に企業広告などに従事。 1997年フリーとしてモノクロ写真の魅力について大学やカメラ雑誌などで講義、発表。20年間にわたってアメリカ西部を撮り続け、日本の海岸線の撮影にも取り組む。カメラ雑誌に多数発表、写真集に『American West 西へ向かう』(日本写真企画 2008年)がある。写真展も多く、2011年には写真展「ノスタルジックな道-ルート66- 」を開催する。 毎日広告大賞、毎日広告準大賞、FCCグランプリ、ほかを受賞。日本写真家協会会員。 |
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| 選考理由 | 戦後に子ども時代をおくった男児の多くは西部劇映画に憧れた。桜井秀もその一人だ。写真家になった桜井は広告写真の撮影で出会った俳優チャールズ・ブロンソンにアメリカ西部への憧れが再燃する。以来20年にわたっりアメリカの西部を撮り続け、写真集『アメリカ・ウエスト』を上梓する。その第二弾として「ルート66」の撮影にかかる。ルート66はかつての幹線道路としてシカゴとサンタモニカを結ぶ。今は国道40号にその役をゆずり廃線となったが、ところどころに往時の面影を残している。そのよき時代を追い、ノスタルジックな道としてまとめている。桜井は近代文明の先端をゆくアメリカをあえてモノクロームのトーンに置きかえ表現している。氏のモノクローム表現は磨きすました日本刀の如く無駄のない鋭さでアメリカの現在が観る者に迫ってくる。氏のモノクロームプリントの技術は、VIVDの助手時代に東松照明や奈良原一高、細江英公氏等に指導を受けた最高のものである。この二つの作品にはアメリカで受けた氏の感動があますことなく表現されており、その洗練された作品は藤本四八写真文化賞に値する。 | |
| 公募の部「藤本四八写真賞」 | ||
| 受賞者 | 秦 達夫 氏 (41歳/写真家) | |
| 作品名 | 「あらびるでな」(組写真10点) | |
| 撮影場所 | 飯田市上村程野・中郷、南信濃木沢・小道木・和田(2005.12.11〜2011.12.14) | |
| 選考理由 | 東京都在住の秦氏は、故郷の祭りである「遠山の霜月祭」に16年間も通って、写真を撮り続けている。タイトルの「あらびるでな」は、遠山谷の方言で、祭りの際、「暴れるからな」と注意を呼びかける言葉だそうだが、応募した作品からは、カメラで祭りに参加した作者の興奮と歓喜が伝わってくる。 環境・文化」が公募テーマである藤本四八賞には、祭りを取材した作品の応募が多いが、ほとんどの作品はややもすれば視覚的に派手な現象だけを追った、奥行きのない作品になりがちである。しかし、秦氏の作品は、故郷の祭りというテーマに真摯に向かい合い、格闘し、湧きだしてくる感動をダイナミックにとらえたところに一日の長があった。生まれ育った故郷への思いが作品に結実している。 |
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| 公募の部「藤本四八市民奨励賞」 | ||
| 受賞者 | 小島 洋志 氏 (73歳/建具製造販売) | |
| 作品名 | 「限界的な集落」(組写真10点) | |
| 撮影場所 | 下伊那郡根羽村・大鹿村、飯田市三穂・立石、木曽郡開田(2011.11.3〜2012.1.5) | |
| 選考理由 | 作者は過疎化により崩壊していく日本の山村に心を痛め、その情景を写真にドキュメントしている。それは日本の政治の歪みから生まれたもので、一個人としてはどうにもならないものがある。その山村の故郷で家畜とともに生活する老夫婦の日々の暮らしを、憂いを込めてこの限界的な集落を写真とエッセイにまとめた秀作である。 | |
| 5.授賞式・受賞者記念講演会 | ||
| 日時:5月12日(土)午後2時〜5時 | ||
| 場所:飯田市美術博物館 講堂 | ||
| ・授賞式 午後2時〜3時 | ||
| ・受賞者記念講演会 午後3時30分〜5時 | ||
| 講師:桜井 秀 氏(第8回飯田市藤本四八写真文化賞受賞者) | ||
| 6.受賞作品展覧会 | ||
| (1)飯田会場 | ||
| 会期:5月12日(土)〜6月10日(日) | ||
| 会場:飯田市美術博物館 | ||
| (2)東京会場 | ||
| 会期:7月5日(木)〜7月11日(水) | ||
| 会場:東京キヤノンギャラリー銀座 | ||