正宗得三郎は日本近代美術の発展において重要な役割を果たした画家の一人として評価されています。彼は戦時中、三穂地区に疎開し3年間を過ごしました。三穂地区や伊那谷の情景をこよなく愛し、疎開中はもちろん引き上げ後も度々伊那谷を訪れ多くの作品を残しています。
 正宗は疎開中の昭和22年、川路地区の天龍峡ホテルにて、新たな美術団体である「第二紀会」(後に二紀会)を同士と共に創立しました。よって二紀会は正宗及び当地域と大変結びつきの深い美術団体です。
 「洋画家 正宗得三郎」展ではご遺族により本館に寄贈いただいた作品を中心に展示いたします。


正宗得三郎作「野川図」


開催期間 平成24年11月3日(土)〜12月24日(月)
休館日 月曜日(12/24は開館)
観覧料 一般310(210)円 高校生200(150)円 小中学生100(80)円
※( )は20名以上の団体料金
※常設展・「長野二紀展」もご覧になれます


■関連事業■
 特別講演会「正宗得三郎の生涯」
講 師 村山鎮雄氏(元府中市美術館館長)
日 時 平成24年11月24日(土)  午後1時30分〜
会 場 美術博物館2F講堂
※聴講無料
 ギャラリートーク
案 内 本館学芸員
日 時 平成24年11月4日(日)・25日(日)  午後3時〜
会 場 美術博物館 美術展示室
※観覧料必要