岩崎新太郎コレクション 百人一画 29 

高雄紅楓(たかおこうふう)
 
 
明治29年(1896)
 
 
絹本淡彩
 
 
縦29.1p 横21.7p
 
 
諸家平安勝景画冊 第19面
 

岸竹堂(きしちくどう)

文政9年(1826)〜明治30(1897)
 
彦根藩士寺居孫次郎の三男として生まれる。幼少に師事した中島安泰の勧めで上京、京狩野の狩野永岳に入門する。しかし、狩野派の指導法に疑問を感じ、岸連山の門をたたき、連山の娘素子を娶って岸家を相続した。幕末動乱期に困難な時期を過ごしたが、明治維新後は、万国博覧会、内国勧業博覧会などに出品し、各展覧会の審査員になるなど京都画壇の近代化を促進した指導的画家として活躍した。