岩崎新太郎コレクション 百人一画 5 

雪中猪(せっちゅういのしし)
 
 
明治40年(1907)
 
 
絹本著色
 
 
縦29.6p 横21.9p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第22面
 

池上秀畝(いけがみしゅうほ)

明治7年(1874)〜昭和19年(1944)
 
明治七年、長野県高遠に四条派画家池上秀華の子として生まれる。上京して荒木寛畝の読画堂塾に入門した。日本美術協会に出品して高評価を受け委員となり、正派同志会から文展へと、旧派と呼ばれた画壇の中心作家としての道を歩んだ。文展では、三年連続で特選を受けるなど目覚ましい受賞歴を有し、帝展期には審査員も務め、新文展では無鑑査となった。旺盛な作画活動で、個展も精力的に開催した。