岩崎新太郎コレクション 百人一画 34 

朝陽(ちょうよう)
 
 
明治30年(1897)
 
 
絹本著色
 
 
縦28.8p 横22.2p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第19面
 

巨勢小石(こせしょうせき)

天保14年(1843)〜大正8年(1919)
 
京都の仏画を描く家系に生まれる。家学修業の傍ら、岸連山に就いて写生を学び、さらに中西耕石に南画を学んだ。明治12年の第8回京都博覧会で銅牌を得るなど、明治早期の展覧会・博覧会で受賞を重ねる一方、指導者としての力量を買われ、京都府画学校と東京美術学校の両校で教鞭を執った。後年は京都に戻り、田能村直入、富岡鉄斎等とともに日本南画協会を創立するなど、京都画壇の振興に努めた。