岩崎新太郎コレクション 百人一画 45 

如意嶽(にょいがたけ)
 
 
明治36年(1903)
 
 
絹本墨画淡彩
 
 
縦28.7p 横22.2p
 
 
諸家平安勝景画冊 第11面
 

鈴木松年(すずきしょうねん)

嘉永元年(1848)〜大正7年(1918)
 
京都に鈴木百年の次男として生まれる。父百年は、明治10年頃に京都画壇で最大勢力を誇った鈴木派の祖となった人物で、松年も画を父に学んだ。明治黎明期の共進会・博覧会で早くも高い評価を受け、京都画壇での地位を確立し、日本美術協会、日本絵画協会の双方の展覧会で高位受賞を果たした。激しく豪放な気性で知られ、特に幸野楳嶺との確執は根深かったが、「今簫白」とも呼ばれた奇才ぶりを発揮した。