岩崎新太郎コレクション 百人一画 97 

比叡山(ひえいざん)
 
 
明治35年(1902)
 
 
絹本淡彩
 
 
縦28.6 横22.0p
 
 
諸家平安勝景画冊 第23面
 

山元春挙(やまもとしゅんきょ)

明治4年(1871)〜昭和8年(1933)
 
滋賀県に生まれる。初め四条派の野村文挙に師事し、文挙が東京に移った後は、森寛斎に円山派を学んだ。京都画壇の展覧会で若くして実績を積み、日本絵画協会展にも積極的に出品して評価を重ねた。文展が開設されると、審査員に選ばれ、京都画壇を代表する作家となり、昭和三年の大嘗祭では主基屏風制作している。円山派の写生を基礎とした、明澄な色彩による豪壮で雄渾な風景画に定評がある。