岩崎新太郎コレクション 百人一画 47 

漁夫捕魚(ぎょふほぎょ)
 
 
明治33年(1900)
 
 
絹本著色
 
 
縦29.5p 横22.4p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第18面
 

高森碎巖(たかもりすいがん)

文政8年(1825)〜大正3年(1914)
 
上総国(現千葉県)に生まれる。江戸に出て服部蘭台に儒学を学び、萩原秋巖に書法を受けた。また山本琴谷に南画を学んだが、すぐに画家を目指した訳ではなく、維新後には司法省学校でフランス人のボアソナードに法律を学び、熊本裁判所に赴任した。しかしすぐに職を辞し帰京して本格的に絵筆をとった。展覧会活動はせず、宋元明清の古画を渉猟し、与謝蕪村の画風に私淑、山水花鳥を得意にした。