岩崎新太郎コレクション 百人一画 49 

双雀(そうじゃく)
 
 
明治31年(1898)
 
 
絹本淡彩
 
 
縦29.1p 横22.0p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第23面
 

竹内栖鳳(たけうちせいほう)

元治元年(1864)〜昭和17年(1942)
 
京都市に料亭の長男として生まれる。四条派の土田英林に師事し、さらに幸野楳嶺の門に移った。四条派のみならず、古画の研究も積極的に進めたが、斬新な折衷様式の画風は「鵺派」と呼ばれ批判も招いた。しかしやがて日本絵画協会共進会でも受賞を重ね、全国的にも新時代を担う作家として注目された。明治40年の文展が開設されると当初から審査員になり、以後、終始官展京都派の中心的役割を果たした。