岩崎新太郎コレクション 百人一画 32 

梅花小禽(ばいかしょうきん)
 
 
明治34年(1901)
 
 
絹本淡彩
 
 
縦28.9p 横22.1p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第3面
 

熊谷直彦(くまがいなおひこ)

文政11年(1828)〜大正2年(1913)
 
京都に神職の子として生まれる。岡本豊彦の高弟岡本茂彦に学ぶ。また安芸藩京都詰衣紋方熊谷左門の養子となり、高倉家に出入りして衣紋束帯の故実を研究し、さらに諸国の古寺を遊訪して古名蹟を渉猟した。維新には、国事に奔走し官職についたが、明治4年にこれを辞して以後は絵画を専職とし、内国勧業博覧会やシカゴ・コロンブス博覧会、明治33年のパリ万国博覧会などに出品し評価された。