岩崎新太郎コレクション 百人一画 85 

金閣寺(きんかくじ)
 
 
明治36年(1903)
 
 
絹本淡彩
 
 
縦28.9p 横22.1p
 
 
諸家平安勝景画冊 第16面
 

望月金鳳(もちづききんぽう)

弘化3年(1846)〜大正4年(1915)
 
大阪に生まれる。林仁鳳に師事して円山派の指導を受け、後に四条派の西山完瑛に学んだ。剣客を志すなどすぐには画道に専念せず、内務省に勤務し地理課の官吏として北海道にも滞在した。第一回内国絵画共進会に北海道より作品を送り褒状を受賞。その後、東京に出て画道に専念、日本美術協会を軸に、比較的幅広く展覧会に出品した。後年は、正派同志会から文展へと保守的な展開を見せた。