岩崎新太郎コレクション 百人一画 3 

秋草に鶉(あきくさにうずら)
 
 
明治34年(1901)
 
 
絹本著色
 
 
縦28.7p 横22.1p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第16面
 

荒木寛畝(あらきかんぽ)

天保2年(1831)〜大正4年(1915)
 
江戸芝に生まれる。幼くして文晁門下の荒木寛快に師事、後に養嗣子となり荒木姓を継いで、幕末には土佐藩絵所預となった。維新後に一時期、油彩画に魅せられて洋画に転じたが、やがて日本画に復帰し、第2回内国絵画共進会で銅章を受け、内国勧業博覧会や各種の万国博覧会で活躍した。画壇では日本美術協会の主軸作家として影響力を発揮し、文展開設後も審査員として旧派の求心的存在となった。