岩崎新太郎コレクション 百人一画 28 

通天秋雨(つうてんしゅうう)
 
 
明治35年(1902)
 
 
絹本淡彩
 
 
縦29.0p 横22.0p
 
 
諸家平安勝景画冊 第20面
 

菊池芳文(きくちほうぶん)

文久2年(1862)〜大正7年(1918)
 
大坂の書画を扱い表具を行った家に生まれる。初め滋野芳園に学んだ後、京都に出て幸野楳嶺に入門する。維新黎明期の展覧会で早くから評価を受け、日本美術協会、日本絵画協会の双方に出品、竹内栖鳳、都路華香、谷口香とともに楳嶺門下の四天王とも称され、京都画壇の近代化を推進する作家として注目された。文展では、第1回展から審査員を務め、また菊池塾を主宰して後進の育成にも尽力した。