岩崎新太郎コレクション 百人一画 71 

納涼(のうりょう)
 
 
明治34年(1901)
 
 
絹本淡彩
 
 
縦28.9p 横22.2p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第15面
 

日比野白圭(ひびのはっけい)

文政8年(1825)〜大正3年(1914)
 
明治時代の尾張画壇の中心となった作家で、土佐派を学び、諸派を取り入れて独自の作風をなした。明治15年の第1回内国絵画共進会で褒状を受賞、同17年の第2回内国絵画共進会でも褒状を受賞するなど、近代画壇にも参画したが、清廉寡欲な性分で、むしろ郷里周辺での画作をなし、そのためか多くの門人に恵まれた。八事山には、門人達による「白圭日比野先生之碑」が建立されている。