岩崎新太郎コレクション 百人一画 86 

糺森月(ただすのもりつき)
 
 
明治35年(1902)
 
 
絹本墨画
 
 
縦29.2p 横22.0p
 
 
諸家平安勝景画冊 第14面
 

望月玉泉(もちづきぎょくせん)

天保5年(1834)〜大正2年(1913)
 
京都に生まれる。祖父玉蟾、父玉川は望月派の画家で、父に学び家督を継いだ。安政2年の御所再建には襖絵を制作するなど、維新を前にして既に京都では名の知れた存在となり、京都府画学校設立の建議に参加し、東宗の副教員に任命された。明治22年のパリ万国博覧会での銅賞をはじめ内外の展覧会、博覧会で受賞を重ね、京都画壇の指導的役割を担って門下からは川合玉堂、跡見玉枝などが育った。