岩崎新太郎コレクション 百人一画 82 

元糺夏景(もとただすかけい)
 
 
明治34年(1901)
 
 
絹本墨画淡彩
 
 
縦28.9p 横22.2p
 
 
諸家平安勝景画冊 第13面
 

村瀬玉田(むらせぎょくでん)

嘉永5年(1852)〜大正6年(1917)
 
京都に生まれる。村瀬双石の門に入り四条派を学び、村瀬家の養嗣子となった。維新後、第7回京都博覧会で三等銅牌となるなど評価を受け、開設間もない京都府画学校に出仕した。明治16年に京都を離れ上京。東都画壇でもその技量は認められ、龍池会に参加、東洋絵画共進会の審査員に推挙された。同展が日本美術協会に移行して後も高位の受賞を重ね、審査員や委員を歴任して中軸を支える作家となった。