岩崎新太郎コレクション 百人一画 65 

旅僧観桜(りょそうかんおう)
 
 
明治29年(1896)
 
 
絹本墨画淡彩
 
 
縦29.7p 横22.5p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第8面
 

橋本雅邦(はしもとがほう)

天保6年(1835)〜明治41年(1908)
 
江戸に川越藩絵師橋本養邦の子として生まれる。木挽町画所に入門し、狩野雅信のもとで画技を学んだ。フェノロサを中心として結成された鑑画会に加わり、東京美術学校開設に際しては教授職に就任、横山大観・菱田春草らを指導した。美術学校騒動の後は岡倉天心と日本美術院を創立して主幹となり、また川合玉堂ら門下生を率いて二葉会を興すなど、後進を指導して東都画壇の重鎮的な役割を果たした。