岩崎新太郎コレクション 百人一画 42 

桜下人物(おうかじんぶつ)
 
 
明治34年(1901)
 
 
絹本著色
 
 
縦29.8p 横22.4p
 
 
南北諸子人物画冊 第4面
 

榊原文翠(さかきばらぶんすい)

文政8年(1824)〜明治42年(1909)
 
幕臣榊原長基の子として江戸に生まれる。はじめ谷文晁に師事し、後に文晁系の遠坂文岱に学んだが、国学者として身を立てるため京に上り、京都和学所に出仕した。勤王の志が高く、土佐派を学んだと考えられ、また復古大和絵派とも交流を持ったとも考えられる。維新後は、内国絵画共進会や京都博覧会で評価を受け、京都府画学校、京都市美術学校で教鞭を執るなど、大和絵画派の主力となり活躍した。