岩崎新太郎コレクション 百人一画 64 

レンゲ草に雀(れんげそうにすずめ)
 
 
明治31年(1898)
 
 
絹本著色
 
 
縦29.0p 横22.0p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第9面
 

野村文挙(のむらぶんきょ)

安政元年(1854)〜明治44年(1911)
 
京都の商家に生まれる。浮世絵師梅川東挙の門に入り、その後に塩川文麟に師事して四条派、森寛斎に円山派を学んだ。明治早期には、京都画壇の中堅作家となり、京都府画学校設立に出仕し、各種展覧会で評価された。日本美術協会に先行した東洋絵画展覧会では最高賞の銀章を受け、上京して学習院大学教授となった。日本美術協会、日本絵画協会、各種万国博覧会で受賞を重ね。文展では審査員も務めた。