岩崎新太郎コレクション 百人一画 33 

土筆に雀(つくしにすずめ)
 
 
明治27年(1894)
 
 
絹本著色
 
 
縦28.9p 横22.0p
 
 
各宗諸子花鳥画冊 第4面
 

幸野楳嶺(こうのばいれい)

弘化元年(1844)〜明治28年(1895)
 
京都に生まれる。中島来章の門に入り円山派を学び、さらに塩川文麟の門で四条派を学んで、その画系を継いだ。明治17年の第2回内国絵画共進会展で審査員を務めるなど、明治の早い時期から京都画壇の指導的役割をなした。また京都府画学校の設立に尽力し、開校後は副教員を務めたほか、私塾も開業し、同門からは、楳嶺門下の四天王とも称された竹内栖鳳、菊池芳文、谷口香、都路華香が育っている。