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鶯ヶ城跡


1.所在地 飯田市千代下村
2.城館の概要

南を西の沢川、北を紅葉川に挟まれた天竜川左岸の小高い丘陵上に立地する、主郭・二の郭からなる連郭式の城である。神之峰城の支城で、知久頼元の家臣松島丹後の居城と伝えられる。1554(天文23)年武田氏の伊那侵攻により落城し廃城となった。

3.調査
  • 年次     2008・09年
  • 調査主体   (財)長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター
  • 調査原因   三遠南信自動車道建設
4.調査の概要

主郭・二の郭間の堀、二の郭南西側に高さ3mの切岸と、幅1〜3m、深さ0.6〜2mの堀が確認された。またこれまで主郭の土塁と考えられていた部分では、その痕跡は確認されなかった。出土遺物はきわめて少ない。天目茶碗・皿・擂鉢・甕(中津川産)、内耳土器、銭貨があり、15世紀末〜16世紀初頭に位置づく。

5.遺物の保管 (財)長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター
6.文献

現在整理中
(写真提供:(財)長野県文化振興事業団 長野県埋蔵文化財センター)


遠望
遠望
調査地全景
調査地全景
二の郭南西の堀
二の郭南西の堀

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