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井戸下遺跡


● 所在地  飯田市川路

● 調 査  平成9年治水対策事業に先立ち飯田市教育委員会により実施

● 内 容  天竜川の氾濫原に面する微高地に立地し、中期中葉の竪穴住居址3軒が調査され、集

        落はさらに広がることが考えられている。土器・石器の良好な資料が出土し、阿島式土器

        の内容を再検討する必要が考えられる。

        古墳時代前期前半の竪穴住居址4軒が調査された。

        古墳時代中期前半から後期前半にわたる竪穴住居址30軒が調査されており、小型丸底

        土器最終段階から屈折脚高坏消滅段階の資料として重要な位置を占める。

        他に、弥生時代後期終末・中世の居住域、古墳時代後期〜平安時代の水田址、近世の

        堤防等が調査された。

● 遺物の所在 飯田市考古資料館

● 文 献  飯田市教育委員会2001『井戸下遺跡』


調査区上空写真

弥生中期の遺物出土状態

古墳中期の遺物出土状態